巨人・原監督、近未来の守護神・鍬原に期待大

 近未来の守護神へ期待大だ。宮崎で秋季キャンプを行う巨人は11日、原辰徳監督(60)が鍬原拓也投手(22)のブルペン投球に熱視線を送り、150キロ超の速球とシンカーが持ち味のルーキー右腕の抑え構想を口にした。

 「彼が抑えをやったら面白いよね。ニュージェネレーション!!」。魅力は球速と決め球の精度とし、中継ぎ転向に言及。「挑戦状を持った状態で春は戦える1人でしょう。(守護神?)そこまでは早いと思うけど、言葉としては挑戦状を持ってね」。抑え起用にも含みを持たせた。

 今季は守護神不在が僅差の試合を落とした一因だった。1点差ゲーム12勝24敗で勝率は12球団ワースト。カミネロからマシソン、沢村らへ変遷し、最後は先発の山口俊を起用。チーム総数25セーブは12球団最少だった。

 8日のMLB選抜戦(東京ドーム)でも九回を任せ、3人斬りで応えた鍬原。今季登板6試合で先発は5度で、1勝2敗、防御率6・83だった。救援での登板を歓迎する右腕は「自分の可能性を広げる意味でもしっかり挑戦したい」と気合満点。原巨人が大胆な配置転換で逆襲へ動きだす。

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