侍・稲葉監督、初黒星「モリーナ選手がいいリードをしていた」
「日米野球、侍ジャパン3-7MLBオールスター」(11日、東京ドーム)
侍ジャパンが初黒星を喫した。投手陣が12安打7失点とMLB選抜の強打に屈した。
3連勝を逃した稲葉監督だが、「代打の山川も最後に打ってくれましたし、最後はいいつながりでした」と2点を返した九回の攻撃には満足げ。第2戦まで2試合で19点を奪った侍打線に対して、メジャー投手陣の変化も感じたといい、「キャッチャーのモリーナ選手が勉強されていて、いいリードをしているなと感じました」と振り返った。
一方で走塁については四回に一走の上林が、そのモリーナ捕手からの強肩でけん制死したことに苦言を呈し、「四回の走塁ミスですね、あそこから流れが変わっていきました。勝負の怖さ、ああいうところはしっかりとやっていかないといけない」と注意した。
投手陣については、「一通りこのマウンド、こういう試合を経験できたので、次からは冷静にやれると思います。一発の怖さというのは(MLBの)どの選手も持っていますんで、ピッチャーは一発はOKなのでとにかく攻める気持ちだけは忘れずにやってくれていると思います」と話した。
この試合でも中継ぎ登板した高梨、岡田がそれぞれ3者凡退で八回、九回を投げ、「本当にどんどん攻めてくれましたのでこれを次に生かしていけると思います」と評価した。
第4戦は13日にマツダスタジアムで行われるが「広島では前田投手が投げますのでぜひぜひ、みんなで打ち崩したい」と“打倒マエケン”を高らかに宣言していた。