松山聖陵・1番大村、勝ち越し弾 初の決勝進出 荷川取監督「よく粘った」

 「秋季高校野球四国大会・準決勝、松山聖陵5-3富岡西」(3日、レクザムスタジアム)

 準決勝2試合が行われ、高松商(香川1位)と松山聖陵(愛媛3位)が来春センバツ出場に当確ランプをともした。高松商は15安打10得点の猛攻で高知商(高知1位)を下し、3年ぶり15回目の決勝進出。松山聖陵は富岡西(徳島3位)との接戦を制して初の決勝進出を決めた。高松商-松山聖陵の決勝は4日、高松市のレクザムスタジアムで行われる。

 勝負強い切り込み隊長が、豪快なひと振りで試合を決めた。3-3の同点で迎えた七回、1死走者なし。松山聖陵の1番・大村侑希内野手(2年)が内角低めのスライダーをすくい上げると、打球は左翼芝生席へ。公式戦初アーチとなる勝ち越し弾に「うまくバットに乗せることができた。チームの勝利に貢献できてうれしい」と声を弾ませた。

 富岡西に競り勝ち、2年連続のセンバツ出場に当確ランプをともした。追いつかれても終盤に突き放す戦いぶりに、荷川取秀明監督(37)は「よく粘った」とナインをたたえた。

 先輩たちの活躍が大きな励みだ。10月25日のプロ野球ドラフト会議で、前エースの土居豪人投手(18)がロッテから8位指名された。同31日の日本シリーズ第4戦では、2年前のエースの広島・アドゥワ誠投手(20)がリリーフで好投した。

 その先輩2人はともに甲子園に出場したが、初戦で敗退。「先輩たちを超えたい」と大村が話すように、現チームは聖地での初勝利を目標に厳しい練習を積み重ねている。昨秋の四国大会は準決勝で明徳義塾に敗れた。初の頂点を目指す決勝の相手は高松商。大村は「みんなでつないで勝ちたい」と力を込めた。

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