来秋のドラ1!創志学園・西が始動9K ドラフト翌日はや7球団が熱視戦

 「秋季高校野球中国大会・1回戦、創志学園9-3鳥取城北」(26日、倉敷市営球場)

 中国大会が開幕し、1回戦3試合が行われた。創志学園は8強に進出し、2季連続の来春センバツ出場へ前進。来秋ドラフト上位候補の最速150キロ右腕・西純矢投手(2年)は、8回3失点で最速145キロの直球を主体に9三振を奪った。今夏の甲子園で話題となった派手なガッツポーズを封印し、阪神、日本ハム、ロッテなど7球団のスカウトの前で心身ともに成長した姿を見せた。

 ドラフト会議翌日に来秋の目玉候補が躍動した。前夜に東京でドラフト会議を終えたばかりにもかかわらず、7球団スカウトが岡山に集結。注目が集まる中、西が素質を示した。

 8回6安打3失点。「今日は60点。抜け球が多かった」と自己採点は辛め。それでも四回の失点は、両翼93メートルの左翼フェンスをギリギリで越える2ランだった。ツーシームなど新球も試しながら、大人の投球を見せた。

 阪神・山本スカウトも熱視線を送った。「魅力は直球。力があってドーンと来る。岡山大会では147、8キロが出ていた。順調にいけば、来年は上位候補になる」。すでに密着マークしており、今後の成長を期待した。

 精神面の成長も見せた。今夏の甲子園で話題となった派手なガッツポーズは新チームから封印。「自分で考えて、周りに不快に思われるなら直していこうと思った。センバツで生まれ変わった姿を見てもらいたい」。八回2死三塁で空振り三振を奪うと、打者に背を向けてほえ、相手に配慮する姿勢も見せた。

 25日はテレビ画面を通して、大阪桐蔭・藤原らがドラフトで1位指名を受ける姿を見た。「僕もそういう選手になりたい」。同級生には最速157キロ右腕の大船渡・佐々木ら好投手がそろう。ライバルに刺激を受けながら、来秋ドラフトでの1位指名を目指す。

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