履正社、17安打11点で南部に7回コールド勝ち

 「秋季高校野球近畿大会・1回戦、履正社11-2南部」(20日、ほっともっとフィールド神戸)

 来春センバツ出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会が開幕し、1回戦3試合が行われた。履正社はプロ注目の4番・井上広大外野手(2年)が満塁本塁打を放つなど、2本塁打を含む17安打11点で南部に7回コールド勝ち。8強に進出して、準優勝した17年以来のセンバツ出場へ前進した。龍谷大平安、市和歌山も8強へ進出した。

 バットを振り抜いた瞬間に、スタンドインを確信した。4点リードの三回2死満塁。井上は狙いを定めた直球を振り抜いた。左翼席中段へ、公式戦初のグランドスラム。「完璧だった。ソロとかより(ダイヤモンドを)回っている時は気持ちよかった」。8強進出を決定づける高校通算23号は格別だった。

 大阪・大東市出身で、東大阪シニアでプレーした中学時代は大東市内の大阪桐蔭からも声が掛かった。それでも先に声を掛けてくれた履正社を選んだ。

 名門でも1年夏からベンチ入り。身長187センチ、体重92キロと体格も恵まれており、強打者がそろう履正社でもチーム一の飛距離を誇る右の大砲だ。

 憧れの打者はOBのヤクルト・山田哲。50メートル走は6秒3で「山田さんのように(速く)走れないので」と笑うが、先輩のような強打者に成長する可能性を秘めている。山田哲、オリックス・T-岡田、ロッテ・安田と、好打者を輩出してきた履正社から、楽しみなスラッガーが台頭した。

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