オリックス・西村監督、フェニックスL視察 MVP2人に秋季C切符
オリックス・西村徳文新監督(58)は16日、フェニックス・リーグの投打MVPを高知で行われる秋季キャンプに参加させる“監督枠”の創設を明かした。
「励みというかね。いい結果を残した投手部門、野手部門のMVPを監督枠で秋のキャンプに連れて行く。育成選手だから当てはまらないとかはない。全員が対象」
例年なら秋季キャンプは若手中心。今年はT-岡田、安達、吉田正ら主力級の選手も強制参加させる。ベテランをのぞく1軍選手が参加予定となっている。ここに好成績を残した投打の2人を加えてさらに競争を激化させようという狙いだ。
新指揮官はこの日も精力的に選手たちと個人面談をこなした。17日に宮崎入り。18日からフェニックス・リーグ4試合を視察する。ここでは参加選手、コーチにも自らの言葉で競争の方針を伝える。
「競争に勝った人間は長持ちする。与えてしまうと考えが甘くなってしまうから」
競争を積極的に採り入れ、チーム力アップにつなげる。