巨人 下克上のキーマンは…苦手マツダでのCSファイナルS

 プロ野球のCSファイナルSは、セ・パ両リーグともに17日から開幕する。パは2位ソフトバンク-王者西武。セはファーストSを連勝で突破した3位巨人が、リーグ3連覇を成し遂げた広島に挑む。

 高橋由伸監督の退任が決まっている巨人は、CSで攻守に上り調子。第2戦ではエース菅野がノーヒットノーランの離れ業を成し遂げ、チームの勢いをさらに加速させた。

 広島には1勝のアドバンテージが与えられ、マツダスタジアムの同戦は巨人の2勝9敗1分け。巨人にとって厳しい戦いが予想されるが、短期決戦はシーズンと別もの。デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は“波乱”の可能性を指摘する。

 初戦の先発が有力の広島・大瀬良は15勝で最多勝に輝いたが、9月以降は6試合に登板して1勝。「大瀬良も抑えの中崎も、終盤に少しコンディションを落としていた。打線も7日のDeNA戦が最後で、試合勘の不安もある。広島の各選手が、様子を見ながら試合に入ってくるようだと、巨人にも付け入る隙がある」という。

 巨人は今季の広島戦でのチーム防御率は、リーグワーストの5・24。投手陣が打ち崩され、黒星を重ねてきた。関本氏は打倒・広島のキーマンに捕手・小林の名前を挙げる。「小林はファーストS、相手の裏をかく配球で投手陣を引っ張った。菅野のノーヒットノーランもかなり自信になったはず。広島との戦いでも、シーズンとは違った大胆なリードができるのではないか」と期待した。

 関本氏はシーズンで対戦打率・314、7盗塁を許している田中広を封じることも重視。田中広は4日の対戦(マツダ)で菅野-小林のバッテリーから2盗塁も決めているが、「肩もある小林で、田中広に好きなようにやらせないこと」と、下克上のポイントも挙げた。

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