ヤクルト、ノーノーを許しての連敗 躍進のシーズンが幕を閉じた
「セCSファーストS・第2戦、ヤクルト0-4巨人」(14日、神宮球場)
ベンチのほぼ全員が顔色を失った。ノーヒットノーランを許しての連敗。七回に唯一の四球を選んだヤクルト・山田哲は「悔しい。菅野さんはよかったけど、いつもとあまり違いは感じなかった。短期決戦の難しさが改めてわかった」と言葉を紡いだ。リーグ打率トップの打線が沈黙し、躍進のシーズンが幕を閉じた。
左太もも裏を痛めた青木不在の穴は痛かった。CS2試合でわずか4安打1得点。2~5番は無安打で、打線が寸断された。
それでも、昨季の借金51から貯金9へのV字回復。青木は「負けて悔しい。最後は試合に出られなかったので」と無念さをにじませつつ「いい部分はたくさんあった。来年につながると思う」と希望に目を向けた。屈辱の終幕をばねに、来季はさらに上を目指す。