ＤｅＮＡ・東克樹投手（２２）が４日、先発予定の６日・阪神戦（甲子園）に向けて横浜スタジアムで調整。ＣＳ進出へ残り４戦４勝の流れをつくる快投を誓った。

　ヤクルト戦はまさかの２連敗で崖っぷちに立ったＤｅＮＡ。もう１敗もできない状況で、ラスト４試合の“初戦”に先発する１１勝左腕が窮地を救う覚悟だ。「もう落とせない。勝つしかないので、いい流れをもっていけるように粘り強く投げたい」と意気込んだ。

　今季６戦５勝でＧキラーとして名をはせたが、阪神戦は防御率・１・８３ながら２勝３敗。５月には甲子園でプロ初完封を飾ったものの得意という意識はない。「球場（甲子園）自体はあまり好きじゃない」という。

　それでも相性にこだわっている場合ではないことは分かっている。「頑張って投げるしかない」と決意をみなぎらせた。新人王最有力候補でもあるが「ＣＳに行くことしか考えていない」。自身のタイトルへの思いは封印し、全力で虎狩りへ臨む。