大阪桐蔭・根尾 勝ち投手&V弾も「50点ぐらい」と自己採点厳しく…

好投する大阪桐蔭先発の根尾=福井県営球場(撮影・持木克友)
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 「福井国体・高校野球硬式・1回戦、大阪桐蔭2-0下関国際」(1日、福井県営野球場)

 阪神など複数球団が今秋ドラフト1位候補に挙げる大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)が、「5番・投手」で先発。阪神、中日が視察する前で、勝ち投手&V弾で初戦突破に貢献した。

 投手としては最速150キロを計測して、5回3安打無失点で3三振。「圧のあるボールというか、初対戦の相手なので腕を振っていこうと思った。でも、50点ぐらい」と自己採点は厳しかった。六回から遊撃として2番手の今秋ドラフト候補・柿木蓮投手(3年)を支えた。

 5番打者としては二回無死一塁で迎えた第1打席で、左中間へ高校通算32号の先制2ランを放った。

 「うまく芯に当たった。ストライクをしっかり振っていこうと思った」とこちらも控え目に振り返った。

 それでも西谷浩一監督は「(右翼から左翼への)風がきつくて、左打者には(引っ張ると)きついかなと思ったけど、逆方向へうまく打ちましたね。根尾らしい打球でした」と称賛した。

 プロ志望届を提出している下関国際・鶴田克樹投手(3年)は、左打者に逆方向へ特大の一発を打たれた経験を問われると、「ないですね」と驚きの表情。「高めのツーシームを打たれた。すごい。あそこまで飛ばされると思わなかった」と相手をたたえた。

 大阪桐蔭の現世代は、春夏の甲子園と、昨秋、今春、今夏の大阪大会と、昨秋、今春の近畿大会を制している。国体での“8冠”奪取へ向けて上々の滑り出しを見せた。

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