楽天西口プロ初登板初先発で8回途中2失点 初勝利逃すも存在感
「楽天2-5オリックス」(30日、楽天生命パーク宮城)
楽天の2年目右腕・西口直人投手(21)がプロ初登板初先発し、7回5安打2/3を2失点。プロ初勝利は逃したが、存在感を見せつけた。
最速148キロの直球にカーブ、チェンジアップを織り交ぜ、七回まで散発2安打の無失点に抑える快投。完封も見え始めた矢先の八回、2死三塁から宗に同点2ランを被弾し、プロ初勝利はならなかったものの、堂々のデビュー戦だった。
西口は、「初回に吉田さんを(直球で)ライトフライに打ち取ったときに、自分の調子がいいなと感じた。緊張もあったけど、自分のピッチングスタイルである真っすぐで押していこうと思った。思い切って腕をしっかり振りました」と汗をぬぐった。
西口は、甲賀健康医療専門学校から2016年秋、ドラフト10位で入団。同年のドラフトでは12球団計87人が支配下枠として指名され、最後に名前を呼ばれたのが西口だった。
平石監督代行は、この日の内容に、「素晴らしいピッチング。期待が持てる」と、来季への飛躍に希望を込めていた。