オリックス・山本が登録抹消 左脇腹痛、新人王へ最後のアピールできず

 オリックスの山本由伸投手(20)が28日、左脇腹痛のため出場選手登録を抹消された。27日の試合前練習で遠投した際に痛めたもの。大阪市内の病院で検査の結果、左内腹斜筋損傷グレード1との診断を受けた。

 高卒2年目の山本は4月末に1軍昇格するとセットアッパーに定着。6月から7月にかけては15試合連続ホールドポイント(HP)の離れ業もやってのけ、球宴出場も勝ち取った。

 夏場以降のチームの失速に合わせてHPも伸び悩んだが、それでも54試合に登板して4勝2敗1セーブ32ホールド、防御率2・89、最優秀中継ぎ賞を競うHPは36で、日本ハム・宮西に次いで2位と新人王獲得にふさわしい数字を残してきた。

 「取りたいです」と切望する新人王。30日、10月1日の楽天戦でライバルの田中を抑えて最後のアピールといきたいところだったが、山本のシーズンはこれで終了。これまでの働きが賞にふさわしいかどうかの判断を委ねることになる。

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