巨人、鉄壁0封リレー!由伸監督「負けないことも大事」 自力CS消滅も諦めない

 延長12回、最後を締めくくり高橋監督(右)とタッチを交わす山口俊
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 「阪神0-0巨人」(24日、甲子園球場)

 巨人は鉄壁のリレーで、虎打線を封じ切った。先発・メルセデスが8回を無失点で終えると、畠、山口俊の終盤を担う2人も快投を披露。一度も二塁を踏ませなかった。打線が好機を生かせずスコアレスドローに終わったが、高橋由伸監督は「勝たなくちゃいけないんだけど、負けないことも大事だから」と評価した。

 延長十回から登板した新守護神は魂の熱投だった。連投となったが3回を5奪三振の完全投球。「タフだしね。先発もやっていたからね」(高橋監督)と3イニング目の続投を決断した指揮官の期待に応えた右腕。「負けるわけにはいかない。結果、抑えられて良かった」と息をついた。

 大胆な配置転換が功を奏し、今2連戦で計1失点。山口俊は「真っすぐがいっていて、(ストライク)ゾーンで勝負できている。自分のボールに自信が出ている」と手応えを示す。シーズン最終盤にきて安定感が出てきた救援陣。残り6戦へ向け、好材料となった。

 メルセデスは阪神打線相手に計24イニング無失点。登板した投手が完璧に任務を遂行し、指揮官は「本当によくみんな頑張ってくれた。言うことないね」と手放しで褒め称えた。次戦は28日、4位・DeNAを本拠地に迎える。自力CS進出の可能性は再び消滅したが、盤石の投手陣を前面に2年ぶりのAクラスを決めにいく。

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