巨人・岡本、右手に死球受け交代、病院へ 判定不服のパットンは退場
「DeNA-巨人」(14日、横浜スタジアム)
巨人の4番・岡本和真内野手が八回、右手にデッドボールを受けた。このことが発端となり、DeNA3番手のパットンが退場処分になるという波乱の事態となった。一度はプレーに復帰した岡本にも代走が送られ、病院へ向かった。
この回、巨人はマギーに適時二塁打が出て2-4と詰め寄った後、岡本が打席へ。1死二塁でパットンの2球目が内角へ抜け、スイングにいった岡本の右手がバットとボールに挟まれる形になった。顔をしかめて岡本は一度ベンチに退いたが、ほどなくプレーに復帰した。
だが、騒ぎはここで収まらなかった。岡本がスイングをしており空振りではないかと主張するパットンが見るからに興奮し始める。DeNAのラミレス監督が「デッドボールがあったかどうか」のリプレー検証をリクエストするも、ボールが当たっていることは確かだったため、そのまま岡本は出塁。納得のいかないパットンはグラブをたたきつけ、審判団にクレームをつけた。
DeNAの選手、スタッフがパットンをとめに入ったが、退場が宣告された。場内には球審から「リプレー検証の結果に異議を唱えたため」退場になったことが説明された。4番手には砂田が登板。亀井を抑え、さらに三嶋にスイッチした。
なお、右手に死球を受けた岡本は5番の亀井が倒れたあと、代走・中井と交代し、退いた。
4年目の岡本は今季、巨人の89代4番に座りブレーク。前日まで129試合に出場し、31本塁打、94打点、打率・314と主軸の名に恥じない活躍をしていた。