「楽天－ソフトバンク」（１日、楽天生命パーク宮城）

　楽天のゼネラル・マネジャー（ＧＭ）に、ヤクルト、米大ドジャースなどでプレーした石井一久氏（４４）が１日付で就任し、楽天生命パークに“初出勤”した。

　石井ＧＭは、試合前練習が始まる際にグラウンドに出て、選手、スタッフ全員を前に「やるからには勝ちたいと思っているので、上からではなく一緒に戦っていきたいです」とあいさつ。立花球団社長や平石監督代行らと、今後のチーム方針や、選手起用などについて話し合った。

　練習後、報道陣に対応した同ＧＭは「任された以上、しっかり組織作りをしていきたい」と意気込みを語った。今後は、まず選手との個人面談を行うプランを明らかにし、「個々に選手とも話をしていきたい。活躍するためにどんなアプローチをしていったら良いか。チーム全体はもちろん、個々にあいさつして、いろんな野球観とか性格を把握したうえで、それが戦術にも生かされていくと思うので、選手ひとりひとりを知りたい」と、対話を重視しコミュニケーションを深めていきたい方針だ。

　続けて「チームを強くどんどんしていきたいし、来年、再来年とか短期的なものじゃなくて、長期的な強いチームの土台作りにしていかないといけない。それには若い選手をどんどん育ててスーパースター作るような環境を整えていかないといけない。それに向けて頑張っていきたい」と話した。