第１２回Ｕ１８アジア選手権（９月３日開幕・宮崎）に出場する侍ジャパン高校代表合宿第３日が２７日、都内近郊のグラウンドで行われた。

　金足農・吉田輝星投手（３年）はウオーミングアップを行った後、横浜・板川（３年）を相手に約６０メートルの距離でキャッチボール。さらに今合宿初めてブルペン入りし、立ち投げで約３０球を投げ込んだ。

　フォームの連動性を確認しながらの投球で「３０点」と辛口の採点。それでも「久しぶりに投げて楽しかった」と、笑顔を浮かべた。準優勝に輝いた夏の甲子園で８８１球を投げたことから、今合宿では疲労回復を優先。この日、立大との練習試合では登板しなかったが、「痛みなどは特にありません」とうなずいた。

　練習後の取材では、グラウンド外の話題にも対応。好きなアニメが「ドラゴンボール」であることを明かし、「常に限界を超えていくところがいいですね」と笑った。夏の甲子園では日本中を驚かせる活躍をしたが、ドラゴンボールの世界と自身を重ね合わせ、「（自分も）現実離れしたことをしたいなとは思います」と語った。