第１００回全国高校野球選手権で準優勝した金足農ナインが２２日、秋田市内の同校に戻り、大会の報告を開始した。

　秋田空港には約１４００人が出迎えていたが、同校の校舎前にも吉田輝星投手ら選手を一目見ようとする人が詰めかけた。

　吉田は、夏の甲子園準優勝という結果について、「自分たちの力以上の力を出させてくれた声援のおかげだと思っています。ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

　秋田に戻ってから人々の声援を聞き、「決勝で大差で負けてしまったんですけど、こっち（秋田）にきてから感謝の気持ちを伝えようとして、たくさん応援をもらっていたので、ちょっとくやしい気持ちだったんですけど。準優勝という結果を吹き飛ばしてくれるぐらい皆さんの声援がすごくて本当にうれしかったです」と感激した様子。「これからも金農野球部をお願いします」と挨拶を締めくくった。

　佐々木大夢主将は「金足農業という名を、もう一度全国に知らしめたのではないかと思っております。皆さんの応援のお陰でここまでくることができたと思っております。本当にありがとうございました」など挨拶した。