大阪桐蔭が史上初2度目の春夏連覇 剛腕吉田を強力打線が粉砕 西谷監督「全員の思いのこもった優勝」

春夏連覇を達成し、喜ぶ大阪桐蔭ナイン=甲子園(撮影・吉澤敬太)
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 「第100回全国高校野球選手権・決勝、大阪桐蔭13-2金足農」(21日、甲子園球場)

 4年ぶりに決勝進出した大阪桐蔭(北大阪)が、金足農(秋田)を投打に圧倒。参加3781校の頂点に立つとともに、史上初2度目の春夏連覇を達成した。

 秋田勢としては第1回大会の秋田中以来、103年ぶりの決勝進出した金足農は、剛腕エース・吉田輝星投手(3年)が、大阪桐蔭の強力打線に打ち込まれ、東北勢初の優勝にはあと一歩届かなかった。

 2度目の春夏連覇を達成した西谷浩一監督は「全員の思いのこもった優勝でしたので、ほんとうにうれしく思っていました。昨年夏、悔しい負け方をしまして、そこから必ず春夏連覇を達成すると毎日、毎日言い続けてきましたので、それが達成できてほんとうにうれしく思っています」と喜んだ。

 大阪桐蔭は初回から打線が吉田を捉え、石川瑞貴内野手(3年)のタイムリーなどで3点を先取。四回には宮崎仁斗外野手(3年)が吉田にとって甲子園初被弾となる3ラン本塁打を左翼席へと運んだ。さらに五回には、根尾昂内野手(3年)が2ラン本塁打をバックスクリーンに打ち込むなど、一挙6点を奪い、リードを大きく広げた。

 金足農はここまで5試合すべてで完投し、45回で58奪三振、11失点とチームを引っ張ってきた吉田は、この回で降板。5回を12安打、12失点。三振は4つにとどまった。

 打線は三回に佐々木大夢外野手(3年)の犠飛で1点を返すと、11点を追う七回には菊地亮太捕手の右越えタイムリー二塁打で1点を返したが、大阪桐蔭先発・柿木蓮投手(3年)の前に5安打2得点に終わった。

 一方、過去7度の甲子園決勝は全勝していた大阪桐蔭は自慢の打線が15安打13点と快打連発。1番・宮崎が4打点、4番の藤原恭大外野手(3年)は3安打2打点を放つなど、五回までに吉田から先発野手全員安打をマークし、中盤までに大差を付けた。

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