金足農、吉田「最後まで笑っていられるようにゼロに抑えたい」5戦連続2桁三振はならず
2枚
「第100回全国高校野球選手権・準決勝、金足農2-1日大三」(20日、甲子園球場)
金足農(秋田)の吉田輝星投手(3年)が、1失点完投でチームを初の決勝に導いた。剛腕エースは、スピードよりも制球を重視。史上初の5試合連続2桁奪三振は7つにとどまったが、打ち取る投球で日大三打線に9安打を許しながらも最少失点に抑えた。
吉田は「決勝進出ができてうれしいです。いままでやってきた粘り強さが生きた試合でした。ここで終わりじゃない。最後まで笑っていられるように自分がゼロに抑えたい」と振り返った。
今大会最速150キロを計測している右腕は、九回に148キロをマーク。八回まで7奪三振と、九回を三者三振で記録達成の可能性もあったが、最後までスタイルを崩さずに投げ切った。
吉田は初戦となった鹿児島実との1回戦から4試合で先発完投し、計51奪三振を奪っていた。
1回戦・鹿児島実 14三振
2回戦・大垣日大 13三振
3回戦・横浜 14三振
準々決勝・近江 10三振
準決勝・日大三 7三振