近江・北村「自分の役割を果たせた」打率6割超え4番が6打点の大暴れ

「第100回全国高校野球選手権・3回戦、近江9-4常葉大菊川」(17日、甲子園球場)

 近江が準優勝した01年以来、17年ぶりの8強に進出。4番の北村恵吾内野手(3年)が6打点をマークし、勝利に貢献した。

 頼れる主砲が大暴れだ。一回、いきなり先制の中越え適時二塁打。「初回はチャンスで回ってきた。長打で先制点をあげたいと思った。あの打席が一番良かった」。納得の一打で勢いが加速した。

 三回は左前適時打、五回は右中間への2点二塁打を放ち、リードを広げた。さらに、七回には左越え三塁打で6打点目をたたき出した。4番に負けじと、八回には下位打線を中心に3点を加えて大量リードを奪った。

 北村は初戦の智弁和歌山戦(和歌山)で2本塁打。その後も高校生離れしたパワーを見せつけ、計3試合で打率・615(13打数8安打)、2本塁打、11打点。8強入りの原動力となった。北村は「右中間に伸びるのは、調子がいい。スコアリングの走者を返すのが4番の理想像」と胸を張った。

 ベース上では表情を変えず、背中でチームを引っ張った。「自分が打てたのはうれしいけど、冷静に判断して。必ずベスト8に思っていたので」。4打席連続の適時打は自身初で、「ランナーがいる場面で返すのが役割。自分の役割を果たせているのかなと思います」とうなずいた。

 準優勝した01年以来の8強。多賀監督は「4番の1本が大きかった。一戦ごとにチームが進化している。打線の軸もできた。そのままの勢いで、挑戦者の気持ちでいきたい」と次戦を見据えた。

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