158センチの益田東・首藤、3安打&好守「小さいからこそできることある」

 「第100回全国高校野球選手権・1回戦、常葉大菊川8-7益田東」(7日、甲子園球場)

 大会出場選手で最も身長が低い158センチの益田東・首藤(3年)が3安打1打点の活躍。守っては遊撃でも再三の好守を披露してスタンドを沸かせた。

 初回に右前打を放つと、三回は先制の左前適時打。2点を追う七回無死一塁では、絶妙のプッシュバントによる遊撃内野安打でチャンスを広げ、逆転を演出した。

 実家は甲子園から歩いて10分。兄もOBの益田東で1年秋からレギュラーを張り、最後の夏に聖地への切符をつかんだ。試合は再逆転を許して敗れたものの、憧れの場所でのプレーを「夢みたいでした」と振り返った。

 「小さくてもできることがあると思う。小さいからこそ、できるプレーがある」と守備や小技を磨き続けてきた。夢舞台で決めたプッシュバントはその象徴。「ずっとやってきた。自信を持って狙っていきました」と胸を張った。

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