由伸巨人、鬼門マツダで13連敗「何とかしないと」 “刺客”メルセデスでも勝てず

 「広島9-3巨人」(10日、マツダスタジアム)

 満を持して送り込んだ“刺客”でも、鬼門を打破することはできなかった。広島戦初先発の巨人・メルセデスは6回5失点。後続も失点を重ね、計17被安打9失点の大敗。昨季から続くマツダでの連敗は「13」に伸び、高橋監督は「ここの球場はどうしても打たれる。何とかしないといけない」と表情を険しくした。

 デビューから4戦3勝、防御率0・62と抜群の安定感を誇る左腕を、ローテ順を動かしてまで起用した。だが、初回に鈴木に先制2ランを被弾し、1点差に迫った直後の四回には1死から4連打を浴び2失点。六回にも1点も失った。「ボール球を有効に使えなかった」とメルセデス。デビュー初黒星を喫した。

 昨年8月11日に勝利して以来、マツダでの勝ち星がない。ゲーム差は今季最大の12・5に広がり、4年連続で広島戦のカード負け越しも決まった。村田ヘッド兼バッテリーコーチは「(マツダで勝つには)ピッチャー陣が抑えることだと思うよ」と奮起を促した。11日はエース・菅野が先発。意地の快投が求められる。

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