春8強の創成館4安打完封負け 長崎原爆の日、試合前に黙とう

 「第100回全国高校野球選手権・1回戦、創志学園7-0創成館」(9日、甲子園球場)

 日本一を目指した戦いは初戦で幕を下ろした。昨秋の神宮大会で準優勝し、今春のセンバツでも8強。戦力を整えて臨んだが、創志学園・西の前に4安打無得点に終わり、稙田龍生監督(54)は「最高の投手に当たってしまった」と脱帽するしかなかった。

 直球かスライダーのどちらかに的を絞り、追い込まれる前に勝負する作戦だった。それでも「変化球と真っすぐの腕の振りが同じだった」と3番・松山隆一外野手(3年)。翻弄(ほんろう)され16三振を喫した。

 長崎が被爆してからこの日で73年。選手らは原爆が投下された午前11時2分に甲子園球場の室内練習場で、長崎の方向を向いて黙とうをささげ、試合に臨んだ。3年ぶり2度目となった夏の甲子園は完敗で終わった。新チームは悔しさを新たな力に変え一歩を踏み出す。

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