アマダー、ドーピング違反で楽天謝罪…処分など保留 当面は自宅謹慎
楽天・安部井寛チーム統括本部長(44)は9日、アマダーがドーピング違反で6カ月の出場停止処分を科されたことを受け、遠征先の札幌ドームで会見。「NPB、ファンの皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけし、申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝罪した。アマダーは意図的な摂取を否定しており、当面は仙台市内で自宅謹慎とし、摂取ルートなどを再調査した上で処分を決定する方針を示した。
アマダーは球団を通じ「これまでの野球人生においてドーピング行為を行ったことは決してありません。今回の陽性反応には大変な驚きとともに身に覚えのないことで、とても不安でもあります」とコメント。安部井本部長は異議申し立てについて「本人としっかり顔を合わせて話をしたい」と明言を避け、今後の処分、契約などについても「どのくらいの時期で判断できるか分からない」とした。
アマダーは3日に右脇腹痛を理由に出場選手登録を抹消されたが、7月には月間11本塁打を放つなど後半戦の巻き返しに大きく貢献していた。
今回の事態を受け、安部井本部長は全選手、スタッフに対し、摂取するサプリメントなどに関してヒアリングし、安全なものであるかの確認をするなど、再発防止策の徹底を明言した。