月間MVP初受賞のロッテ井上 狙う日本選手初の千葉30発
セ、パ両リーグは8日、7月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、ロッテの井上晴哉内野手(29)が初めて選ばれた。井上はともにリーグ1位の打率4割、23打点を記録した。
プロ5年目にして初の月間MVPを獲得した井上が、次の大きな“初”を狙う。92年に川崎から千葉に本拠地を移転して以降、30本塁打を放った日本選手はいない。
中堅122メートル、両翼99・5メートルの広さと独特の風が“壁”になっていた。現在、19本塁打。13年の井口以来となる5年ぶりの20本塁打は確実で、今後は30本塁打の期待が高まる。
「(井口監督の)背中を追ってきた。秋から春と取り組んだボディーターンが染みついている。どんな球にも対応できる。チームが勝つために自分の力を出すだけです」
井上が30本塁打への意欲を見せれば、井口監督もエールを送る。
「自信を持ってやっている。これくらいはやれる選手だと思っていた。どれだけできるかトライしてほしい」
気は優しくて力持ち。「7月は僕の誕生月であり、豪雨にあった広島に(活躍と元気が)届いたと思います。率直にうれしい」。笑顔をはじけさせたアジャが、残り48試合で新境地を開拓する。