日本ハム6点差大逆転 中田決めたサヨナラ打!

 「日本ハム8-7ロッテ」(1日、帯広の森野球場)

 歓喜のウオーターシャワーが帯広の森野球場で盛大に飛び散った。絶好調の日本ハム・中田がミラクル逆転劇のフィナーレを飾った。近藤の同点三塁打が飛び出した直後の九回1死三塁。「無我夢中だった」。益田のカットボールを捉えて、打球は三塁線を抜けた。

 「(帯広は)年に一度の試合だったし、気合が入っていた」

 一塁ベースを蹴ると、仲間たちが満開の笑顔で駆け寄ってくる。5月27日・西武戦以来、今季2度目の6点差逆転勝利は頼れる主砲のバットが火を噴き、打線をけん引してのものだった。

 初回に有吉から右中間へ先制の適時二塁打を放つと、八回には田中から中前適時打。前日に3安打5打点で歴史的大勝に導いた男が、この日も3安打3打点の大暴れ。主将の背中に引っ張られる打線も、連日の大爆発だ。栗山監督は「最後まで諦めずによく勝ちきったと思う。3、4番で決めることができて良かった」と納得の表情で劇勝をかみしめた。

 道東シリーズを連勝で突っ走り、いよいよ3日から首位・西武との直接対決3連戦(メットライフ)。4試合連続複数安打中の近藤は「倒さないといけない」と気合十分。“山賊打線”に負けない“新ビッグバン打線”で、真っ向勝負に挑む。

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