日大三4番大塚、サヨナラV弾 「あきらめない」信条貫き劇的決着!小倉監督男泣き

 「高校野球西東京大会・決勝、日大三5-3日大鶴ケ丘」(30日、神宮球場)

 西東京大会では、日大三が大塚晃平外野手(3年)のサヨナラ本塁打で夏は5年ぶり17度目の出場を決めた。東京大会決勝でのサヨナラ弾は、東西に分かれた1974年の第56回大会以降では初めて。北神奈川大会では慶応が本塁打攻勢で逃げ切り、夏は10年ぶり18度目の出場。日大三は春夏合わせ全国制覇3度、慶応は前身の慶応普通部時代に第2回大会優勝の伝統校。関東の名門がそろって聖地切符をつかんだ。

 4番が劇的なフィナーレへと導いた。延長戦突入目前の九回1死一塁。大塚はプロ注目で最速152キロ右腕の日大鶴ケ丘・勝又が投じた変化球を完璧に捉えた。「最後の最後で4番としての意地を出せた」と左翼席へ今夏1号となるサヨナラ2ラン。ガッツポーズを作って跳びはねながら、仲間の待つホームベースへと飛び込んだ。

 最終回の打席に入る直前、空振り三振に倒れた3番・日置航内野手(3年)から声を掛けられた。言葉はシンプル。「『後は任せたぞ』と言われました」。主将から託された思いに最高の結果で応え、日置は「自分が打ったのと同じくらいうれしかった」と2安打3打点を記録した4番の活躍を喜んだ。

 掲げた信条を体現して頂点に立った。1日の開会式。選手宣誓を務めた日置は「あきらめない」という言葉を3度も内容に盛り込んだ。昨秋、今春の東京大会を制して迎えた夏は、初戦から決勝までの全6試合で3点差以内が4度と苦戦の連続。劣勢になっても、粘り強く戦い抜いた。

 夏に限ると4年間も甲子園へ届かず、小倉全由監督(61)は感情がこみ上げた。「この年になって涙が出て恥ずかしい」と、春夏合わせて33勝を誇る名将が男泣き。歓喜の輪を作ったナインの頑張りを称えた。

 春夏連続出場を勝ち取り、目指すのは大舞台での雪辱だ。今春センバツでは、三重との2回戦で0-8と完敗。大塚は「みんなでしっかりとやっていきたい」と力を込めた。あきらめない姿勢を貫く名門が、夏7年ぶりの全国制覇を狙う。

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