涌井に勝ち星を!ロッテがオリ新助っ人ローチをKO
「ロッテ-オリックス」(22日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテが一回2死からオリックスの新外国人、ドン・ローチ投手(28)=前ホワイトソックス=を攻略した。
中村が中前打で出塁すると、井上が1-0から右翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。
さらに続く角中がこれまた1-0からの変化球を中前に運んで井上を迎え入れた。
井上が「打ったのは分かりません。初対戦のピッチャーですし、今日は序盤からたくさん点を取れるようにと思ってます。涌井さんにしばらく勝ちを付けてあげられていないので、今日は何とか勝てるように頑張りたい」と言えば、角中もこう続けた。
「打ったのはツーシームです。涌さん(涌井)を勝たせられるようにもっと点を取って楽に投げさせてあげたい」
この日の先発・涌井は5月18日のソフトバンク戦で4勝目を挙げて以来、白星から遠ざかっている。
直近の3試合では好投しているだけに、2人のコメントには「涌井に勝ち星を」の思いが入っていた。
その後、ロッテは五回2死から井上の左前打と角中の右への二塁打で二、三塁としてローチをKOした。96球のデビューだった。
さらに2番手のK-鈴木から伊志嶺が四球で満塁としたが、福浦が二ゴロに倒れた。
ローチは11日に支配下登録されて、この日出場選手登録されての“ぶっつけ本番”の先発だった。
オリックスは六回2死からロメロが左前打で出塁。ここで吉田正が右中間席へ14号2ランをたたき込んで同点とした。