大体大浪商・立石 7回2失点7Kの好投 楽天スカウト「変化球でカウント取れる」

 「高校野球南大阪大会・2回戦、大体大浪商10-2佐野」(19日、八尾市久宝寺緑地球場)

 南大阪大会では大体大浪商が10得点を奪い七回コールド勝ち。佐野を下して、2回戦を突破した。

 今秋ドラフト候補の最速142キロ右腕、大体大浪商・立石健投手(3年)が今大会初先発し、7回2失点で7奪三振と好投した。

 前日は五回途中に雷雨でノーゲーム。三回から登板していたが、仕切り直しの“初登板”は、今春大阪大会4回戦・東海大仰星戦以来の先発を任された。

 6月下旬に右肩を痛め、10日ほど前に投球を再開したばかりながら、最速140キロを計測。試合後は肩甲骨付近と両腕がつるほど腕を振り、「飛ばしすぎた。疲れました」と苦笑いで振り返った。

 二回には公式戦初本塁打で決勝点をたたきだした。視察した楽天・愛敬スカウトは「変化球でカウントが取れるし、まとまっている。ホームランを打ったように体に力もある」と評価。79年以来の夏の甲子園を目指す名門には、頼もしいエースがいる。

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