巨人、新オーナーに山口寿一氏「強い巨人を取り戻していく」

 抱負を語る巨人の山口寿一オーナー=東京大手町の読売新聞社
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 巨人は18日、都内で会見し、新オーナーに読売新聞グループ本社社長の山口寿一氏(61)が就任すると発表した。

 17日、不祥事が相次いだ責任を取り、前オーナーの老川祥一氏が辞任。後任は未定で、早急に決めるとしていた。

 山口氏は「球団のおごり、たるみが球団全体にあった。歯止めをかけ、強い巨人を取り戻していく」と決意。現在、6連勝中のチームにも触れ、「不祥事が相次いだが、真面目に野球をしている選手のほうが多い。チームにはぜひ、勝ちを重ねることで挽回をしてほしいと期待している」とした。

 再発防止策についても言及。「再発防止のためには厳しさは必要。プロに入る選手は誰もが逸材。宝物を大事に育てる立場になって、不徹底だった教育を徹底するように取り組んでいきたい」と語った。

 巨人では15年、所属選手の野球賭博問題をきっかけに不祥事が続出。17年7月には山口俊投手が泥酔して暴力トラブルを起こし、出場停止。今年6月には篠原慎平投手、河野元貴捕手が都内飲食店で裸の動画を撮影し、SNSに公開。球団規則に違反する行為を犯し、無期限出場停止などの処分が下された。さらに、7日には柿沢貴裕外野手が、阿部や坂本勇ら同寮の道具を転売したとして契約解除、翌8日に逮捕された。

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