ソフトバンク、球団タイ1試合8本塁打で爆勝

 「ソフトバンク16-4西武」(16日、ヤフオクドーム)

 巻き返しを期す後半戦の初戦。ソフトバンク打線は夏の花火を打ち上げるように、大きな当たりを続けた。球団最多タイ、プロ野球記録にあと1本に迫る1試合8本塁打を記録し、工藤監督は「びっくりするくらい、のびのびと野球をしてくれた」と目尻を下げた。

 2点を追う一回、先頭の上林が低めの変化球に崩されながら右翼席へ。自身初の初回先頭打者本塁打に「よく飛んでくれた」と喜んだ。走者をため、内川の内野ゴロで追いつくと、続く松田が左越えに15号2ランだ。

 工藤監督が後半戦のキーマンに挙げた右打者は、6月14日以来の一発に「しっかりと打ってきた形が出せた」と満足げだった。追い打ちを掛けるように甲斐も2ランを放った。

 二回に中村晃、五回に柳田、内川がそれぞれソロと止まらない。柳田は七回に2打席連発となる22号を右中間に放り込み「久々の試合。新たな気持ちで入れた」。この回は牧原のプロ初アーチが飛び出し、チーム8本目に到達した。首位の西武を21安打16得点と圧倒。2年連続日本一へ反転攻勢の予感だ。

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