阪南大高が“大阪・私学7強”対決を制す

 「高校野球南大阪大会・2回戦、阪南大高5-2明星」(16日、大阪シティ信金スタジアム)

 1960年代から70年代にかけて「私学7強」として頂点を争った古豪の対決を、阪南大高が制した。初回に先制を許したが、四回に主将の6番・林篤志外野手(3年)の左翼フェンス直撃の適時二塁打で同点に追いつくと、六回に5番・宮下恵多内野手(3年)が左中間へ勝ち越し適時打。林が右中間適時二塁打で続いた。

 今春の練習試合でコールド負けしていたため、片岡定治監督(60)は「緊張感がありました」とホッとした表情。試合中は明星のヘッドスライディングを見て「お前らは気迫で負けとるやないか」とゲキを飛ばしたという。

 先発の祝原光希投手(3年)は5安打2失点で完投。エース左腕は「昔は強い学校だったけど、最近は甲子園に出られていない。僕らの代で出たいと思っている」と意気込んだ。100回大会の今年は強豪の大阪桐蔭、履正社が北大阪とブロックが分かれていることもあり、「阪南大高」として初の聖地を虎視眈々(たんたん)と狙っている。

 「私学7強」は、浪商(現・大体大浪商)、明星、興国、PL学園、近大付、北陽(関大北陽)、大鉄(阪南大)の7校で、多くのプロ野球選手も輩出している。阪南大高は春5回、夏2回甲子園に出場し、71年春は準優勝。77年夏にベスト4に進出して以降は聖地の土を踏んでいない。86年には大鉄から阪南大高へ改称した。OBに元阪急の福本豊氏らがいる。

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