横浜が好発進 元ヤクルト・度会Jr.が公式戦2安打デビュー

 「高校野球南神奈川大会・2回戦、横浜9-0逗子」(14日、サーティーフォー保土ケ谷球場)

 春県王者の横浜が七回コールドで快勝発進した。元ヤクルト内野手で現球団職員の度会博文氏(46)の次男・隆輝内野手(1年)が「2番・左翼」で先発出場し、公式戦デビュー。チーム初安打を含む2安打をマークし、3回戦進出に貢献した。愛媛大会では春夏計7度の甲子園優勝を誇る名門、松山商が五回コールド勝ちで好発進した。

 期待の新入生がベールを脱いだ。背番号「14」の度会が名門・横浜のスタメンに名を連ね、抜てきに応えた。初回無死二塁から二塁へゴロを放って相手守備のミスを誘い先制点を生むと、三回には自身公式戦初安打となる二塁内野安打。六回には右前へ鋭い当たりを運び、ビッグイニングに絡んだ。

 デビュー戦マルチ安打と上々の結果にも「まだ満足がいかない。自分の最高のパフォーマンスができるように」と向上心は強い。本職は内野手だが、この日は打力を買われて外野を守った。不慣れなポジションでも1年生らしくハツラツとプレーした。

 スケールの大きさは経歴が物語っている。昨年、侍ジャパンU-15代表に選出されるとアジアチャレンジマッチ2017で優勝。主軸として11打数7安打の打率・636、6打点を挙げ大会MVPに輝いた。平田徹監督(35)も「バッティングは天才的な部分がある」と捉える力、飛ばす力を高く評価している。

 観戦に訪れた父・博文氏は「僕も長男(基輝内野手=現中央学院大1年)も果たせなかったこと。かなえてもらいたい」と甲子園出場を期待した。同校初となる3年連続夏の聖地切符獲得へ、頼もしい新戦力が加わった。

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