DeNA井納が復活!今季初先発で3勝目「新たに開幕したという感じ」

 「阪神0-1DeNA」(8日、甲子園球場)

 背水のマウンド-。“復肩”を懸けるDeNA・井納の意地が好投を生んだ。立ち上がりは初回2死から福留に右前打を許すも後続を打ち取り無失点。その後も走者を背負いながら、あと一本を許さなかった。

 「攻める気持ちを常に忘れず、ファームで取り組んできたことを出せた」。三回2死では福留から見逃し三振を奪い豪快に吼(ほ)え、福留と一触即発の空気に…。攻める気持ちを出し過ぎたが「(次の回に)審判に『あまり威嚇するな』と言われて謝りました」と井納らしい一幕もあった。

 それでも決意のマウンドは5回2/3を無失点。今季は開幕から中継ぎを務めるも、安定感を欠いて5月23日に2軍降格。その後は再び先発調整を続けた。

 「先発に戻ったというのは違う。自分の感覚では中継ぎがダメで、そこ(先発)しかないと理解している」。2軍では原点回帰で直球の質を磨き、カーブも多く取り入れるなど試行錯誤。1日の2軍戦でノーヒットノーランを達成し、1軍の先発を勝ち取った。必死の姿勢がもたらした、大きな1勝だった。

 降板後は「降りたら緊張感が解けて眠気が来た。そこも乗り越えられて良かったです」と井納節もさく裂。チームを3連勝に導き「新たに開幕したという感じ」と井納。頼もしい男が復活への一歩を記した。

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