「楽天２－３西武」（７日、楽天生命パーク宮城）

　復活の兆しを見せた。６日に１軍復帰した楽天・松井裕樹投手が、６月５日の巨人戦以来となるマウンド。１点ビハインドの九回から登板し、１回１安打無失点、１奪三振だった。

　不振で６月７日に出場選手登録を抹消され、約１カ月の２軍調整を経た松井は「投げなければいけないのは１軍のマウンドだということを、再認識しました」と振り返った。先頭の中村をチェンジアップで詰まらせ遊ゴロ。金子侑には左前打を許したが、課題だったクイックが克服されたのに加え、女房役・嶋のアシストもあり二盗を阻止。続く秋山を１４５キロ直球で空振り三振に斬り、打者３人で仕留めた。

　平石監督代行は、松井のこの日の投球に「投げっぷりも良かったし、課題のクイックも速くなった。相手も速いクイックをやってくると思っていなかったと思う。しっかり課題に取り組んできてくれた」と評した。