生光学園・湯浅「徳島のギータ」になる!通算41発、50M5秒8

 7日に開幕する全国高校野球選手権徳島大会。注目は生光学園(徳島)の4番・湯浅麗斗外野手(3年)だ。187センチ、88キロの恵まれた体格を持つプロ注目のパワーヒッターは高校通算41本塁打を誇り、50メートル走5秒8の俊足も持ち合わせる。驚異の身体能力を武器に、徳島県の私立校で初の甲子園出場を狙っている。

 強烈な打球が次々に放たれる。7日に開幕する徳島大会。そのパワフルなスイングで、目指すは100回記念の夏の甲子園だ。打撃練習を終えた生光学園・湯浅は「だいぶ調子が上がってきました」と声を弾ませた。

 187センチ、88キロの恵まれた体格。高校通算41本塁打の長打力だけでなく、50メートル走5秒8の俊足も兼ね備える抜群の身体能力の持ち主だ。目標にするプロ野球選手はソフトバンク・柳田。「フルスイングがかっこいい」と話し、自身も豪快な打撃スタイルを貫いている。

 昨年秋の徳島大会準決勝・鳴門渦潮戦では、鳴門オロナミンC球場のバックスクリーン上部に当たる推定140メートル弾を放って話題を集めた。河野雅矢監督(36)も「私が見てきた選手の中で、飛距離は断トツのナンバーワン」と断言する。

 生光学園中野球部出身。高校入学時から「100回大会にはお前らが行くんだぞ」と河野監督に言われ続けてきた。徳島県は全国で唯一、私立校が甲子園に出ていない。生光学園は毎年のように上位に進みながら、あと一歩で聖地を逃してきた。「自分たちの代で、絶対に甲子園に行く」。湯浅はその強い気持ちを胸に、厳しい練習に取り組んできた。

 昨夏は準決勝で150キロ右腕・森井(現セガサミー)を擁する板野に2-5で敗れた。2年生で4番を任されていた湯浅は4打数ノーヒットだった。

 「昨年の悔しさを晴らしたい。先輩たちの分までやってやろうという気持ちです」

 第3シードで臨む徳島大会。生光学園は13日の初戦で城西と対戦する。自身の通算本塁打数については「50本が目標」としながらも、「チームが勝つことが一番大事。自分が打てば、チームが波に乗る」ときっぱり。私立校初Vへ、そして100回目の甲子園へ。驚異のパワーでチームを頂点に導く。

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