DeNA・筒香 さすが4番の一振り デーゲーム今季13本目は逆転V2ラン
「DeNA2-1広島」(30日、横浜スタジアム)
4番が、一振りで試合を決めた。決勝の18号2ラン。DeNA・筒香嘉智外野手は「勝ちにつながるホームランは良かった」と分厚い胸を張った。
0-1の六回1死二塁。野村の高め直球を捉え、右翼席にたたき込んだ。デーゲームでは今季13本目のアーチだ。「感触が良かったので、行ったかなと思いました」とうなずいた。
通算156本目の本塁打となり佐伯貴弘(155本)を抜き、球団の左打者では最多となった。「チームを作ってきた先輩方の記録を超えることができてうれしいです」。日本一に輝いた98年の復刻ビジターユニホームを着用した一戦で、当時のVメンバーの数字を上回った。
「先輩方に追いついて、いずれは追い越せるように頑張りたい」と熱い口調で語った筒香。逆転勝ちで広島との対戦を4勝4敗1分けとした。主砲を中心としたチームが、偉大なOBの背中を追うと同時に、首位の鯉軍団にも食らいつく。