ソフトバンク・柳田 延長十二回にV弾 「打ってください」工藤監督の祈りに応えた

 「オリックス4-5ソフトバンク」(24日、京セラドーム大阪)

 もどかしい空気を打破したのは4番のバットだった。延長十二回1死。ソフトバンク・柳田がフルカウントから比嘉のチェンジアップを豪快に振り抜いた打球は右翼3階席へ着弾。土壇場で放った17号決勝ソロで3連勝をもたらした。

 「自分のバッティングをすることだけを考えていた。うまくバットに引っ掛かってくれた。みんなで十二回まで戦ったので、勝てたことがよかった」

 4時間40分超のロングゲーム。四回までに4点をリードされながら、五、六回で田嶋を攻略し4得点。4点差を追いついたのは今季初めてだっただけに、何としても勝利に結びつけたかった。

 九回1死二、三塁の絶好機では、中村晃が空振り三振、内川が遊ゴロ。延長十回は無死から柳田が二塁打。1死満塁となり、代打・長谷川勇のやや浅い中飛で三走の柳田がタッチアップでスタートを切ったが本塁憤死した。

 終盤は救援陣が毎回のようにピンチをしのいだだけに、十二回は誰もがその“雨のち快音”バットに期待した。前日23日は雨天中止。柳田は今季、中止直後の試合で大暴れしているが、この日も含めこれで16打数9安打3本塁打。工藤監督も「さすが4番という一発。負けたら私の責任かなと思って『柳田君、打ってください』と祈っていた。さまさまです」と最敬礼した。

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