初出場の宮崎産業経営大が初星 創価大・プロ注目右腕を沈める
「全日本大学野球選手権・1回戦、宮崎産業経営大6-2創価大」(12日、東京ドーム)
唯一の初出場である宮崎産業経営大が創価大に快勝し、初白星をつかんだ。エース・杉尾剛史投手(3年・宮崎日大)が8回2失点と好投。初戦突破に大きく貢献した。
県勢としても初の舞台で、“宮崎愛”の強い右腕が躍動した。杉尾が「(打者が)一巡して手応えがあった」と22度目の出場となった創価大に対し攻めの投球。「真っすぐで空振りが取れた」と四回、五回で4者連続三振もマークした。完投こそ逃したが、同学年のプロ注目右腕である創価大・杉山との投げ合いを制した。
聖地での悔しさから地元にこだわった。宮崎日大では15年の3年夏に甲子園出場も初戦敗退。「宮崎のチームで勝ちたい」と宮崎産業経営大への進学を決めた。使用するのは宮崎牛の革製特注グラブ。思いのこもった“相棒”とともに勝利をつかんだ。