斎藤佑、悪癖露呈で四球連発 4回7失点KOにぼう然自失

4回、阪神・中谷(左奥)に2ランを許し、マウンドで下を向く日本ハム・斎藤佑=札幌ドーム(撮影・田中太一)
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 「交流戦、日本ハム5-10阪神」(12日、札幌ドーム)

 日本ハムの先発・斎藤佑が4回8安打7失点で降板。5四球と悪癖を露呈し、本拠地のマウンドに沈んだ。チームも敗れ、今季初黒星を喫した。

 0-2で迎えた四回。先頭の梅野に四球を与え、再び“独り相撲”が始まった。1死二、三塁となり、高山に右中間スタンドへ3ラン。打球の行方を見つめていた右腕はその場に立ち尽くし、しばらくの間動けなかった。さらに、5番・中谷に左翼ポール際へ2ラン。この回一挙5点を奪われ、力尽きた。

 二回に梅野の適時内野安打で先制を許し、続く三回は中田に左犠飛を打たれて追加点を献上。四球からリズムを崩す前回と同様の悪循環で、上がり目は全く見当たらなかった。

 前回登板した4月7日・ロッテ戦(東京ドーム)は3回2/3を無安打1失点、8四死球で降板。「少し慎重になり過ぎました。先発投手の責任を果たせず、悔しい」。試合後、2軍降格が決まった。

 イースタンでは9試合に先発して1勝2敗、防御率2・51。持ち味の手元で動く変化球を駆使し、自身の投球を確立していた。しかし、1軍のマウンドは厳しかった。

 2度目の登板でも初勝利ならず、右腕は「調子どうこうではなく結果的に失点してしまい、試合をつくれませんでした。中継ぎ陣にも迷惑をかけ、またカード初戦を任されたにも関わらず、申し訳なかったです」と落胆のコメントを残した。

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