大阪桐蔭が今春センバツ後初黒星から…まさかの連敗 西谷監督「誰も使えません」

愛知県の招待試合・愛産大三河戦で三塁ベンチからのサインを見る大阪桐蔭・根尾(右から2人目)=岡崎市民球場
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 「高校野球招待試合、愛産大三河6-5大阪桐蔭」(10日、岡崎市民球場)

 今春センバツで史上3校目の連覇を果たした大阪桐蔭が、今春のセンバツ後の実戦初黒星を含む2連敗を喫した。

 今夏は史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を目指す名門がまさかの連敗を喫した。

 1試合目は中京大中京に17安打を浴びて12失点。センバツ後では練習試合、公式戦を含めて実戦では初黒星となった。

 今秋ドラフト候補・柿木蓮投手(3年)ら、今春センバツ優勝メンバーの3投手が打ち込まれた。遊撃を守った今秋ドラフト1位候補・根尾昂内野手(3年)は「17本打たれたことはないと思う。カウントが悪いところで、甘いところへ投げていた」と振り返る悪循環だった。

 大阪桐蔭が公式戦で2桁失点したのは、15年センバツ準決勝・敦賀気比戦(0-11)が最後。練習試合とはいえ、珍しく投手陣が大きく乱れた。

 野手もレギュラーが先発したが、六回以降は得点なし。試合後半に強いチーム作りを目指してきたが、この日は本来の試合ができなかった。試合後、西谷浩一監督(48)は選手を集めて「こんな感じで大阪でも負けるんじゃないか」とゲキを飛ばしたという。

 愛産大三河との第2試合も投手陣が逆転されて5-6で敗戦。西谷監督は投手陣に対して「疲れは関係ない。技術不足。後半に粘りきれないところがあった。誰が使えるか使えないかはっきりしましたね。誰も使えません」と手厳しかった。

 今回の招待試合で2日間4試合をフル出場した根尾は「ピンチで粘れていないし、打線も点を取られた後に沈黙していた。ダブルヘッダーの2日目というのは言い訳にならない。力不足、体力不足だと思う。勝って勉強しないといけなかったけど、力不足が明確になった」。夏へ向けて課題が見つかる2試合となった。

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