ロッテ・土肥、5回2/3を2失点も…プロ初勝利ならず
「オリックス3-2ロッテ」(27日、わかさスタジアム京都)
先発したロッテの左腕・土肥が1発を悔やんだ。1回1死後、山足に四球を与えた。続く吉田正に0-1から高めのストレートを右翼に運ばれ、先制の7号2ランとなった。
「球が抜けて高めに行った。でも、その前に四球で走者を出してしまった…」
以後は140キロ前後のストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップなどの変化球を交えて決定打を許さなかった。
四回、ドミンゲスに同点の6号2ランを飛び出した。
だが、六回だ。若月の内野安打から1死一塁。山足を迎えて暴投を犯し、若月は二進した。その山足は打ち取ったが、吉田正の打席で再び暴投。若月は三進した。
カウントがツーボールとなり、ベンチは敬遠策を取り、田中をマウンドに送った。
5回2/3を78球、被安打2で2失点。土肥は「(今回は)六回表までいけたので良かったと思います」と収穫を口にした。
プロ2年目での初先発となった20日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)。初勝利の権利をつかむまであと1人で降板した。
井口監督は「よく投げてくれた。次回、やってくれると思う。なんとか白星を付けてやりたい」と評価した。
前日、土肥は「欲張らずに投げていきたい」と話していた。
次回の先発も「自分の投球をして(チームに)いい流れを持って来られたら」と前を向いた。
2年目左腕に初白星の日は近い。