「ヤクルト５－１４ＤｅＮＡ」（２５日、神宮球場）

　またも快挙を超える大暴れを見せた。ＤｅＮＡ・梶谷隆幸外野手が２本塁打を含む５安打４打点。「いい結果になって良かった。もう１本もう１本と、気持ちを切らさず打とうと思っている」と表情に充実感をにじませた。

　圧巻は九回１死。三塁打が出ればサイクル安打達成の場面で、右翼席へ一発を放った。これが初めてではない。１４年７月１１日のヤクルト戦でも二塁打でサイクル安打達成の場面で“快挙超え”の一発を記録している。

　「３回ぐらいリーチはしているけどやったことがない。でも、本塁打の方がうれしい」と笑顔。不調の時期も「試合に出られない時ほど見られている」とひたむきに準備を続けた梶谷。今季最多の１９安打１４得点で２位浮上のチームを、頼もしい男が引っ張っている。