明大がV争い止まる 森下暢仁投手がリーグ戦初完投で3勝目

 「東京六大学野球、明大3-1立大」(14日、神宮球場)

 明大が接戦を制し、勝ち点を3とした。先発の森下暢仁(まさと)投手(3年・大分商)がリーグ戦初完投で今季3勝目。優勝争いへ踏みとどまった。

 緩急で幻惑した。四回1死走者なしで立大3番・江藤との対戦。この日最速151キロの直球と90キロ台のカーブで空振り三振に仕留めた。「初回からけっこう押せていた」と速球にチェンジアップを織り交ぜ、11奪三振。七回の1失点のみで切り抜けた。

 前日の試合がエースの闘志に火をつけた。雨が降りしきり、マウンドがぬかるむ中で同部屋のルーキー・竹田祐投手(1年・履正社)らが熱投。「昨日の試合が自分を変えてくれた」と、3戦目につないでくれたチームメートに報いるべく、最後まで腕を振った。

 今春からエース番号「11」をつけている。4月28日の早大戦、12日の立大戦とカード初戦を託されながら敗れていただけに「やっといいかたちで投げることができた」と満足げな表情を浮かべた。

 3季ぶりの優勝へ19日からの慶大戦が大一番となる。善波達也監督が「順調に成長している」と目を細めるエースが、チームを頂点へと導く。

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