「ソフトバンク３－５日本ハム」（１２日、ヤフオクドーム）

　日本ハムが二回のワンチャンスをモノにして２連勝。このカードの勝ち越しを決め、ソフトバンクと入れ替わって２位に浮上した。二回以外はわずか１安打に抑え込まれたが、中島の今季１号満塁弾などで５点を奪い、このリードを継投で守り切った。

　ソフトバンクにとっては魔の二回となった。先発したバンデンハークが先頭の中田に四球を与えると、石井一の適時二塁打で先制。その後、死球と安打で１死満塁とされ、プロ１０年目の中島にとって自身通算２本塁打目となる今季１号満塁弾を許した。

　値千金の一発を放った中島は「みなさんも驚いていると思いますが、僕が一番びっくりしています。最近、打てていなかったので、何とかいい場面で打てて良かったです」と振り返った

　一方、立ち直ったバンデンハークは６回４安打５四死球で５失点も、失点は二回のみ。２番手の中田も３回無安打投球を披露した。

　打線は初回に中村晃、柳田の本塁打で２点を先制。二回にも中村晃のタイムリーで１点をかえすなど結局、１１安打を放ったが、三回以降は得点を奪えなかった。

　日本ハム先発の有原は５回を１０安打も３失点に抑え、今季４勝目。