日本ハムドラ1清宮、デビュー連続試合安打7で止まった 金子&増井相手に4タコ

 「オリックス2-1日本ハム」(10日、京セラドーム大阪)

 外角148キロ直球に振り遅れ、日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(早実)のバットは空を切った。九回の第4打席で相対したのは通算118セーブの増井。「ちょっと考えすぎてしまったと思います」。空振り三振に斬られ、デビュー戦から続けていた連続出場毎試合安打記録は「7」で止まった。

 二回の先頭で迎えた第1打席は先発・金子の前に投ゴロ。その後も通算116勝右腕の多彩な変化球にタイミングが合わず、三ゴロと一ゴロに抑えられた。「変化球は頭に入れていましたけど…」。前日は待望のプロ1号を放ったが、この日は豊富な実績を誇る2人の投手に封じられた。

 一方、守備では新たな扉を開いた。プロ入り後初めて左翼でスタメン出場。二回のロメロが放った左前打、三回に山崎勝が打った左前打をそれぞれ無難に処理。「いい経験になりました」。1-1の九回無死二塁のピンチとなったところで、交代を告げられた。

 栗山監督は「長い距離を投げていないから」と本塁へ送球する可能性を考慮し、ベンチに下げたことを明かした。清宮は最後まで懸命に声を出して仲間を鼓舞したが、結果は延長十二回サヨナラ負け。「今日打てなかった分、明日2本打てればいいと思います」と汗を拭い、前を向いた。

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