DeNA・東 プロ初の中5日登板で5回1失点も3勝目ならず
「広島-DeNA」(9日、マツダスタジアム)
DeNAのドラフト1位・東克樹投手(22)=立命大=が、強力打線相手に5回6安打1失点の粘りの投球を見せるも、今季3勝目には届かなかった。
立ち上がりから、制球に苦しんだ。初回は先頭の田中に四球を与え、二回は松山、バティスタに連打を浴びて無死一、二塁の危機を招く。それでも後続を抑え、毎回走者を背負いながら四回まで無失点で切り抜けた。
だが、五回2死二塁の場面。松山を148キロの内角直球で詰まらせ二ゴロに打ち取るが、これを二塁・倉本が後逸する失策。その間に先制点を許した。
ラミレス監督が「ここで投げさせたというのはあった。広島というベストなチームに、一番安定している投手を当てたかった」と、プロ初の中5日で東を起用していた。東は「状態自体は悪くなかった。粘り強く投げて、最少失点に抑えられたのは良かった」と話したが、味方の援護にも恵まれなかった。