2000安打のソフトバンク内川「やっと、やっと打てた。生みの苦しみも充分味わいました」

工藤公康監督(左)から祝福され笑顔のソフトバンク・内川聖一=メットライフドーム(撮影・開出牧)
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 「西武0-3ソフトバンク」(9日、メットライフドーム)

 ソフトバンクの内川聖一内野手が八回、西武の2番手・武隈から中前打を放ち、プロ通算2000本安打を達成した。プロ野球史上51人目。

 一塁ベース上で内川は感無量の表情を浮かべた。王手をかけて14打席快音なし。この打席を迎えた時点で打率は2割ちょうど。稀代の安打製造機が重圧を前に苦しんでいた。

 西武松井、そしてソフトバンク王貞治球団会長から大きな花束を受け取ると会心の笑顔。そのまま代走を出されて交代すると、ベンチ前で仲間が出迎えてハイタッチの嵐で祝福を受けた。スタンドで観戦していた父・一寛さんは涙を流して愛息の快挙を喜んだ。

 内川は「やっと、やっと打てた、しんどかったな…というのが今の素直な思いです」と率直な気持ちを吐き出した。

 「まずは、いつも支えてくれる家族、チームのみんな、ファンの皆さんに『本当にお待たせしました、ありがとう』と言いたいですね。試合中なのにお祝い頂いた、王会長と松井稼頭央さんにも感謝です。驚きました」。

 また、2000本という数字に「この記録も元々は通過点とすら思っていなかったんですが、これまで達成された方々の名前や周囲の盛り上がりを見るにつれ、やっぱりすごい記録なんだなと意識するようになりました。達成までの生みの苦しみも充分味わいました…色々ありましたね。すんなりあと一本が打てないあたり、2000本打ってきたとはいえ、僕もまだまだだということです。早くチームのために2001本目を打ちたいです」と早々に前を向いていた。

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