いてまえ軍団復活 オリックス今季初のカード初戦勝利

5回、左越えに勝ち越しのソロを放ち、ベンチでナインに迎えられる大城(撮影・坂部計介)
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 「オリックス3-1ソフトバンク」(28日、京セラドーム大阪)

 猛牛いてまえ軍団と化したオリックスが3連敗中の重い雰囲気を一新。昨季の最多勝投手であるソフトバンク・東浜を攻略して9連戦を白星発進した。オリックスは今季初めてのカード初戦の勝利。

 この日からイベント「KANSAI CLASSIC 2018」がスタート。かつて関西を本拠地にした「阪急ブレーブス」、「近鉄バファローズ」、「南海ホークス」に今年は「西武ライオンズ」も加わり、ゴールデンウイークの京セラドームでの6試合で、復刻ユニホームを着用して対戦する。

 イベント初戦となったこの試合では「近鉄VS南海」の戦いとなった。“猛牛軍団”オリックスは初回から襲いかかる。先頭の宗が二塁打で出ると、1死三塁からロメロがレフトへの適時二塁打で先制する。一度は同点に追いつかれるが、五回に大城のレフトへの1号ソロで勝ち越し。六回にロメロの犠飛で1点を追加した。貴重な一発を放った大城は「ランナーがいなかったので塁に出ることだけを考えた。入ってくれて良かった。ホッとして1周まわりました」と振り返った。

 投げては西が7回4安打1失点。山本、増井とつないでリードを守った。初回に内川の打球を左手首に受けながらも2勝目を飾った西は「痛かったですよ。でも連敗している中でこれだけたくさんの方に来ていただいてぶざまな姿は見せられなかった。なんとか7回までいけてよかった」と気迫を見せた。

 東浜は8回6安打3失点で投げ抜いたが、打線の援護がなかった。

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