日本ハム・ドラ1清宮5戦で4発 栗山監督57歳誕生日に祝砲で昇格アピった
「イースタン、日本ハム4-2楽天」(26日、鎌ヶ谷スタジアム)
日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が26日、イースタン・楽天戦(鎌ケ谷)に「3番・一塁」でフル出場し、1打席目に先制の4号右越えソロを放った。ここ5試合で4発と打撃は上り調子だ。
一回2死、1ボールから楽天・戸村の143キロ内角直球に清宮が反応した。腕を畳んで体をクルっと回す。そして大きなフォロースルー。「うまくタイミング取れて良い感じに打てた。詰まったんでちゃんと走りました」。打球は右翼フェンスを越えた。
初アーチ後、内角を攻められる場面が増えてきていただけに価値ある一振り。「あまり意識しすぎることも嫌だったし頭に置くくらいでした。(内角は)嫌ではないので。続けられたら自信になるかな」。持ち前の柔らかさと力強さを存分に発揮した。
この日は1000キロほど離れた札幌ドームで栗山監督が57回目の誕生日を迎えた。指揮官への良いプレゼントになったかと問われると、清宮は「そういうことでお願いします」とニッコリだ。
チームの連敗も10で止まった。限局性腹膜炎から復帰後、出場した11試合で2分9敗だっただけに「自分が出てから負けていたので勝って気持ち良い」と笑顔。「毎試合毎試合、全力でやるだけ」と今は1軍昇格を目指し一心不乱に打席に向かう。